ご挨拶
保育園の時からなりたかった大工。
私の本業は大工です。
大工の仕事は木の癖をみて適材適所で家を造ることです。
鑿、鉋などの刃物を使いこなすには時間がかかりますが、大変奥が深く面白い道具です。
今ではプレカットが主流になり、工場からきたものを取り付けていく単純作業になってしまっているように思います。
日本の住文化である古民家。先人の方々の知恵や技術が沢山詰まっています。釘や金物を使わずに木と木を組み合わせて家を造る伝統構法には高い技術が必要になります。例えば、柱の根元が蟻害や腐りでダメになったとしても根継ぎという方法で、ダメになった所だけを再生することも出来ます。
そんな日本人の素晴らしい技術、古民家をいつまでも残していきたいです。古民家再生には伝統構法の技術は必要不可欠です。大工育成や古民家再生などを通して地域に貢献出来ればと思います。
一般社団法人古民家再生協会群馬中央 代表理事 松本 和之
